JPPAは、2011年4月1日に一般社団法人の認可を受け、養豚生産者のみを正会員とする団体となりました。
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台風被害の生産者を仲間が救う(三重県)

(2011年12月26日UP)

三重県養豚協会よりこのほど、今年9月はじめに紀伊半島を襲った大雨に際し、ライフラインを断たれた養豚生産者に仲間が手を差し伸べて窮地を脱したエピソードについて報告を得ましたので、要約して紹介いたします。
被害に遭われたのはJPPA会員、三重県の最南端に近い御浜町で年間に肉豚約1800頭と子豚約2100頭を出荷しているカントリーファームにしうら(西浦虎夫社長)でした。8月25日に発生した台風12号の影響により、紀伊半島では9月1日から断続的に大雨が降り続き、奈良、和歌山、三重では各地で土砂崩れや河川の氾濫で80人を超える死者・行方不明者を出しました。西浦氏の農場近辺では9月3日に土砂崩れが発生し、豚舎への直接的な被害はなかったものの、出荷や飼料の搬入が不能となりました。
そうしたなかで9月7日、JPPA会員の荒木田斎三氏が山間地にある西浦氏を気遣って連絡をとったところ、上記の状態であることが判明し、荒木田氏は早速、復旧活動の手伝いを申し出たそうです。週明けには地元の人の作業で交通が復旧するとの見通しを示して遠慮する西浦氏に対して、荒木田氏は、そう簡単には復旧できないと判断し、県内の数名の生産者に声をかけ、復旧支援に向かうことにしました。かつて養豚家だった仲間にユニック付のトラック、バックホーを借り受ける算段もし、同時に、協会事務局を通じて会員有志の協力を呼びかける提案を窪田会長に申し出ました。事務局から会員にFAXで有志を募集した結果、9会員11名が参集し、西浦氏の家族ら4名と合わせて15人で復旧作業を行うことになりました。
9月9日、遠方の会員は朝4時に出発して、集合時間の午前8時に皆が顔を揃えました。仲間の顔を見た西浦氏は大変に感激されたそうです。作業は、路肩が崩落した道路を修復するために、@崩れた崖の下に丸太を敷設して基礎とし、A西浦氏が事前に用意した山土を、持ち込んだ土嚢袋に詰めて丸太の上に積み上げる、というもので、皆が作業を分担し、用意した重機を手慣れた扱いで使いこなして、午後5時前にはトラックが通行できる状態にまで復旧を完了しました。
荒木田さんの機転の利いた行動と、仲間の皆さんの強い絆に敬意を表したいと思います。